ガッカリ感漂うゲーム

DSで出た山村美紗サスペンスを買った。これは以前出た西村京太郎サスペンスの続編というかベースを同じ物にした別ゲーム。西村京太郎版は結構気に入ったので、迷わずに買ってみた次第。ちなみに、西村京太郎の本は読んだことあるけど山村美沙は全くない。FC版のなんとかいうゲームはやったことあったかな。未解決であきらめたけど。

西村版では主人公が一人、全3章構成だったのに対して山村版は探偵役の主人公が違う話が3話分入ってる。順番は決まって無いんだけどとりあえず並び順で一人目にやって欲しかったっぽい小菊編をプレイ。・・・なんだか、西村版より数段一本道になった気がする。西村版は未チェックがあるかが表示されつつも自分で行き先を決めて、そこで会話をしたり部屋を調べたりしたんだけど今度のは行き先は完全に固定、ほとんどが人との会話(選択肢は1〜2個表示されるだけなので実質選択肢になってない)。人物相関図とか用語集はあっても考えながらプレイしてる感は全くなし。西村版の1話目ってもうちょっと調査したりするっていう雰囲気があったような気がするんだけどなあ。今度のは少なくとも調査してるっていう気にはならなかった。これは小菊編が初級的な位置づけで次の話ではもっと難しくなったりするのかな?西村版の3話は結構なボリュームだったし。各話が対等に扱われている以上あんま期待できない気もするけどさ。

でも本当にガッカリしたのはこれじゃなくて。西村版には、West Villageっていう短編集が入ってて。例えば文章の中から矛盾点を探すとか、暗号の解き方を探すとか、複数の証言から犯人を指摘するとか。他にもパズルだったりっていう地味にボリュームのある物で結構好きだったんだけど。今回、なぜか入ってなかった。代わりに入っているのは京都スタンプラリークイズ。ちょっとだけやってみたら至って普通の4択クイズだった。2択とかもあったけど。ぶっちゃけここでクイズやりたいと思うほど京都には興味がない。自分がよく調べておかなかったのが悪いとは言え、正直ガッカリな展開。

West Villageが無かったのは大誤算だとは言え、たぶん無いと知っていても買ってはいただろうな。本編に関してはちょっとガッカリな状態だけど予想の範囲を大きく超えてるわけじゃなくてまあこんなもんだろと。とりあえず最後までやるさ。難しいゲームでもないし。で、次にまた出すのなら内田康夫か斉藤栄でお願いします。この辺のポジションで読んだことあるのこのあたりしかないから。とはいえ浅見光彦シリーズかタロット日美子シリーズしか読んだこと無かったり。内容はこの2作とは違って2時間ドラマみたいに長い話をやるってのはどうでしょう。それを分割して3〜4話に分けるならちょうど良いか。イメージ的にはFCの頃に多かったアドベンチャー。ファミ探とかああいうので。