読書の秋

今日の一曲=PEARL「プレシャス・ラブ」

一足お先に読書の秋。最近注目してる北川歩実さんの本でも読もうかと思って本屋をうろついてたら見たことのない宮部みゆきの本が並んでまして。調べたら先月文庫化されたばっかりの「誰か」という本でした。毎週オフィシャルサイトの「大極宮」を除いているのにすっかり見落としていました。一番好きな作家なのに。しばらく宮部みゆきの本を読んでいなかったので(相当読みたいと思わない限りハードカバーの本は買いませんので)迷わず購入。

で、読み終わりました。おもしろかった。お世辞抜きでおもしろかった。事件やテーマ自体はそんな深くないんだけど引き込まれました。なぜおもしろいのかは正直わかりません。でも間違いなくおもしろい。この本に限って言えば主人公の環境こそ多少特殊とはいえ内容は至って庶民的で、実際にあっても全くおかしくない物。主人公の行動もまた庶民的のため感情移入しやすかったのではないかと。宮部みゆきの本といえばもっとおもしろいのが他にもあるけど、これは比較的初心者向けなのではないかと思います。

次は当初の予定通り北川歩実さんの本を読む予定です。「透明な1日」という文庫化されたばかりの本です。でも実は、一番読みたいのは宮部みゆきの「孤宿の人」だったり。早く文庫化してほしい!

誰か Somebody (カッパノベルス)

誰か Somebody (カッパノベルス)