卒業

今日の一曲=とみや☆ST「Happy Song」

tvksakusakuでMCをやっている木村カエラが、今月いっぱいで降板するらしい。番組内で言っていたことだからもう間違いない。これについて、視聴者の間では賛否両論になるのだろうが、自分としては正直なところうれしい。というか今後のsakusakuが楽しみに思う。

前MCのあかぎあいから木村カエラに変わって、間違いなく人気や知名度が上がってそれが木村カエラのおかげであるというのは否定しないけれどもイコールおもしろくなったかというとそんなことはなくて。番組自体のダラダラとした緩さにはフィットしたかもしれないが、画面上に2人しか映って無くて喋るのも基本的に2人であるのに、木村カエラはあまりにも喋らなすぎた。半年、1年と続いた頃にはマシになったと思うけどそれでも番組が必要とする喋りに足りていとはとうてい思えない。そのせいで、プリクラでいたずらに時間を潰してみたりルーレットのコーナーで喋るネタを半強制的につくって喋っていたのではないかとマイナスなイメージを抱いてしまう。番組の特徴の1つにヴィンセントのマシンガントークが上げられると思うが、本当はヴィン個人のマシンガントークではなくて、カエラとの言葉の撃ち合い(掛け合い)にならなければいけなかったと思う。MCが変わる際、制作スタッフはこの辺を意識して後任を決めると予想され、そうするとさらに面白い番組になるのではないかと思う。

しかしながら、木村カエラがMCになってから番組を知って好きになった人もいるはず。そういう人は今より賑やかな番組(仮)を受けられるか、また面白いと思えるかという疑問がある。カエラがかわいいとかそんな理由で見続けている人もいるだろうから、無名の新人(カエラは番組参加前から雑誌モデルとかやっていたから完全に無名じゃなかった)なんか連れてくるとそれだけで離れる人がいないとも限らない。そうすると、新MC選抜時に多少知名度や人気がある、ビジュアルだけである程度ウリになるなど、番組のおもしろさとは別の基準が設けられるかも知れない。当然自分は反対。

カエラにも当然sakusakuのMCとして良いところはあるわけで。基本的にノリがいいから、突飛な企画なんかにも結構あっさり対応していた。スター○ォーズごっこだったり、シーマームーンとかだったりは嫌な顔せずというかむしろ一番楽しんでいた感がある。元々番組に媚びを売るような感じはさらさらなかったから、さっぱりと番組をやってるのは観てる側もさっぱりと笑えた。肩肘張らずに笑えるというのはそんなに悪いことではない。

あかぎ→カエラの交代をみるにつけやはりMCが変わると番組の楽しみ方も変わってくるわけで。ましてや登場人物(基本)2人なわけだし。新MCがどんな人かはまだわからないけど、多少天然でも良いからとにかく元気にバカ話をガンガンできるような人だと良いなと思う。番組の人気をあげることより、楽しい番組作りを心がけて欲しいと思う。朝の番組なんだから、とにかく元気でエネルギッシュに、コーナーがなくてもフリートークだけで30分終わるぐらいが理想じゃないかな。自分が今観たいのはそういう番組。