原作

今日の一曲=松田樹利亜「欠落」


ブレイブ・ストーリーの原作を買った。
角川スニーカー文庫版ではなく、角川文庫版。
一度単行本を読んで、おそらく家のどこかに
まだあるんだろうけど、読みやすさとかも考慮してまた買った。
安くはなかった。


正直、一度読んだとはいえ内容はほとんど覚えてなかったりする。
明確に覚えてると言えるのは、ワタルが冒険する理由ぐらい。
それでも、読んでみたら思っていたより掘り下げてるし、ドロドロしてる。
主人公が小5と言うことを考えると身も蓋もないほど打ちのめされる。
まだ映画は見てないけど、この辺はどう扱われているのだろうか。
この部分はこの物語の中核で、ある種一番重要な部分だと思う。
PSP版のゲームだと違う主人公とはいえこの辺はさらっと流されており、
幾分か残念な気もする。が、きっちりやったらゲーム的にあわない気もする。


幻界についても、かなり細かなところまで設定が作り込まれている。
戦争や人種差別が存在する世界。
ゲームではやはりこの辺の話はカットで、魔物が出るという事以外は
平和な世界になっている。
原作によると旅人によって見る世界が変わるって事だから
別に理不尽とは思わないけど、小説とゲームでは表現がここまで
変わるのかというのを実感させられる。


実は、結末についてほとんど記憶がない。
漠然としたイメージはあるけど具体的に言えるほど覚えてない。
幻界に入ってからの展開もほとんど覚えてなくて
今は非常に楽しんで読めている。
もうちょっと眠れない日々が続きそうだ。
ちなみに、今は上巻がおわって中巻の中盤手前ぐらい。